32.あたまのいい人がつくった機械

5年物の自宅ウィンドウズマシンのデスクトップPCがどうにも言うことを聞かなくなってきた。2度のハードディスク交換、メモリ増設を経たが、いよいよウェブの操作ストレスがひどい。

秋の日、ヨメと思い立ってimacを買ってしまう。標準モデル。309とかいうの。

30代半ばにしての人生初マックを自宅に持ち帰って机に据え付けると、これは大変にインテリジェント。ヨメいわく「なんか、あたまのいい人がつくった機械って感じね」。名言。

マシンの周辺を自然と整理整頓してしまう。いっそ、プリンターもマックが欲しい。強度のアップルフリークになれば、家も車もアップルにしたくなってしまうのではないか。i-houseにi-car。あ、あったら買っちゃいそう。特に車。

他人のマックは触ったことがあったけれど、改めて自分のものとして触れてみて、作動音の美しさ、CDのローディングの滑らかさ、メール設定のフレンドリーさ、画面遷移のスムーズさ、ITUNESとの一体性と高音質、と(凡庸な感想ながら)高品位さ、操作する気持ちよさに陶然。

ヨメと二人で顔を見合わせて、「この気持ちよさ、なんでいままでこれにしてなかったんだろう」と我れらが姿勢を不思議がる。

もやもや話して、我々はちょうど10年ほど前、2000年頃に初めて自前のPCを手に入れたのだけれど、その頃はまだマックは依然として「とっつきにくさ」があったのだ、という結論になる。操作は使いやすいのだろうけれど、大多数がウィンドウズユーザーの中で、しかも自分のほとんどの作業が書類作成という前提で、「敢えてマック」を選ぶインセンティブが働かなかった。オシャレ自覚がないと選べなかった。(我々は案外?保守的な性質。)

何が変わったかというと、この10年で、アップル製品が私たちの暮らしに飛躍的に浸透したという点。結果、マックを買う、ということが、一般的PCユーザーにとっても普通の選択肢になってきたということ。(何を当たり前のことを。)

ウェブを立ち上げて、スムーズさに感動して、まず「STEVE JOBS」と検索しました。そして、スタンフォードの講演をヨメと聞きました。この講演、何かに似ているな、と思ったら、キング牧師とかケネディとか、その種の歴史上の偉人のスピーチでした。

ジョブズさんほどにはなれませんが、また毎日がんばりましょう。あきらめずにやりましょう。そんな気持ちになるコンピュータなんですね。

10月10日、表参道MOMASTORE、日本の地域物産ショップRIN

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